教育

マルチセンソリー・ティーチング

昨日は土曜日で普段なら寝週末と決め込むのだが、興味深いセミナーがあったので朝からヒロまで行って来た。セミナーのタイトルは、「ニューメディア・アカデミア:新しい教育環境における学習法・教授法」というもので、学習教材を主に作っている大手出版社…

陪審制度の教育的意義

近所の友人ローラが最近興味深い話をしてくれた。この半年間、彼女は月一回ハワイ島の反対側にあるコナまで陪審審理の義務に出かけているという。陪臣に選ばれた人は皆その日は公休をとって仕事を休む。アメリカでは長いこと国民の義務として定着している制…

知的障害者の大学進学

2008年に高等教育法が改正☆され、知的障害のある生徒の大学進学を促進することになった。とはいっても小学校過程の読み書き計算でさえ難儀するのが「知的」障害なのだからどうやって大学の授業などわかるのか、と思う人は多いだろう。事実、私の勤めるヒロの…

高校生から大学生への劇的変換

先週、高校卒業生の大学進学に関する秀逸なオンライン・ライブ講座があった。これはAHEAD☆という全米の教育組織が主催したもので、講師はオハイオ州シンシナティのコミュニティ・カレッジで障害学生サービスセンターのディレクターをしているジェニファー・…

たかが言葉、されど言葉(3)

2月11,12日についで障害関連の言葉を考察する第3回目。昨日、上司がラボへ来て「最近、うちの住所宛先が問題になっているのよね」と言い出した。何でも、封筒や便箋にあらかじめ印刷されている「障害学生サービスセンター」の中の「障害」が気に障り、その…

トラウマとリハビリテーションーレジリエンスその4

「目は口ほどにものを言い」とか「40になったら顔に責任を持て」とか、顔は人格とか意思を表す大事な体の部分。そこに障害をもつということは他の部分に障害をもつより厳しいチャレンジに向き合うということだろう。先週ある高校の特殊教育学級を訪れたと…

障がいのある高校生の親御さん、教師の皆さんへ

私は普段はコクア・ラボで働いていますが、そうでないときは、アウトリーチ、つまり地元の高校の特殊教育学級を訪ねて障がい学生サービスセンターの説明をしたり、大学生になるための心構えについてのワークショップをすることがあります。高校生までは未成…