ユニバーサルデザイン

マルチセンソリー・ティーチング

昨日は土曜日で普段なら寝週末と決め込むのだが、興味深いセミナーがあったので朝からヒロまで行って来た。セミナーのタイトルは、「ニューメディア・アカデミア:新しい教育環境における学習法・教授法」というもので、学習教材を主に作っている大手出版社…

「特別支援ラボ」

金曜日、上司も同僚も休みだったので一人でラボにいた。金曜日はもともと授業があまりないので普段は余り忙しくないのだが、午後2時過ぎになって同時に二人来た。一人は中年のハリーで私の上司に会いに来たという。「もしかすると私でも役に立てるかもしれな…

ユニバーサル・コース・デザイン(2)

障害のあるなしに関わらず多様な学生すべてにわかりやすくするため、講師側が教え方の工夫しなければならない、というのがユニバーサル・コース・デザイン(UCD)の主眼だった。例えば、あるクラスに次のような学生がいたとする。1)いつも疲れているため…

ユニバーサル・コース・デザイン(1)

昨日キャンパスで、ユニバーサル・コース・デザイン(UCD)についての研修講義があった。ハワイ大学機構で働く職員には教える教授・講師だけでなく、より優れた高等教育教授者・サポートスタッフになるための研修がしばしば開かれる。昨日の講義はその一環で、…

障がい学生サポートサービス(受けた側の経験)

以前、秋学期は週に一度ハワイ大学ヒロ校の講義を一つ受講していることを書いた(10月6日参照)。ハワイ大学職員は無料で一学期に二コマ(6単位)まで無料で授業が受けられる。先日その成績が発表になってA(優)をとったことがわかった。約3ヶ月半の間毎日仕事か…

ユニバーサル・デザイン教育

この二週間は新学期開講で忙しかったが、やっと落ち着いてきた。昨日の午後、たまった仕事を片付けようと思っていると、ラボに人が来た。聞けば新人の数学講師の一人で、別室の私の上司に相談があったのだが不在だったのでラボに来てみたという。「どんなこ…

ユニバーサルデザインと合理的配慮

私の勤めるコミュニティ・カレッジには現在約3,700人の学生が学んでいるが、その8%に当る300人には何らかの障がいがある。これは障がい学生サービスセンターに登録をしている人の数だから、実際には登録していない障がい学生を含めたら10%は超えるだろうと…